こんにちは。HEARTCOUNTチームのSunです。
今日は、多くの方がHEARTCOUNTを使ってデータ分析をする前に必ず考える「セキュリティ」をテーマにお話ししようと思います。
クラウドサービスのセキュリティ懸念
機密情報と漏えいリスク
機密情報とは、漏えいした場合に個人や組織に深刻な影響を及ぼす可能性のある情報を指します。代表的なものとして、個人情報、財務情報、医療記録、営業機密などが挙げられます。
これらのデータが流出すると、個人のプライバシー侵害だけでなく、フィッシングなどの犯罪に悪用されるリスクが高まります。企業にとっては、信用の低下や売上の損失につながり、深刻な場合には法的問題に発展する可能性もあります。

そのため、クラウドサービスや生成AIの活用においてセキュリティへの懸念が大きいのは当然のことです。
過去に比べて、企業はクラウドサービスの導入に対して前向きな姿勢を示すようになりました。しかし、各組織のデータガバナンスの仕組みやリスク許容度によっては、内部の機密情報をクラウド上に保存することには依然として多くの現実的な制約が伴います。
私たちが接するお客様も、毎回次のような懸念を示されています。
「クラウドサービスを導入すると、社員が社内PCだけでなく社外のデスクトップなどからもアクセスしてデータ分析を行うことになります。しかし、当社の顧客情報は機密性が高く、企業の重要な秘密も含まれているため、不安を感じます。」
「やはり、クラウドサーバーにデータをアップロードすること自体が、上層部への報告の際にハードルになるのではないかと思います。」
このように、クラウド導入に対する懸念の声は少なくありません。
データを活用して自由に分析しインサイトを得る vs 安全を優先してデータを眠らせておく
データは企業の成長を支える重要な資産です。もしデータを活用せずに眠らせてしまうと、顧客の行動パターンやニーズを理解する貴重な機会を失いかねません。では、機密データの分析は常にリスクを伴う冒険なのでしょうか?

HEARTCOUNTは、ブラウザベースのデータ可視化機能と、クラウドサーバーにデータを保存する際に選択可能な難読化機能を提供することで、セキュリティの懸念を解消し、安全なデータ分析環境を実現します。
この技術は、一般的なデータを扱うお客様はもちろん、機密情報の管理に高いセキュリティ基準が求められる金融業界のお客様からの信頼を得る決定的な要因となっています。
HEARTCOUNTのセキュリティ技術
ブラウザベースのデータ可視化(EDA)
HeartCountを使い始める際の最初のステップである「キャンペーン作成」では、データをアップロードする必要すらありません。
ブラウザ上にドラッグ&ドロップしたデータは、HEARTCOUNTのサーバーにはアップロードされず(クラウドには保存されず)、ブラウザ内でのみ処理されます。

HEARTCOUNTを使い始める際の最初のステップである「キャンペーンの作成」は、データのアップロードすら必要ありません。
ブラウザ上にドラッグ&ドロップしたデータは、HEARTCOUNTのサーバーにアップロードされることなく(クラウドに保存されることなく)、ブラウザ内のみで処理されます。
お客様のデータはコンピューターの外に出ることなく、ブラウザ内にとどまり、分析が終わってブラウザを閉じた瞬間に記録も消去されます。つまり、「キャンペーンの作成」や「データ探索」のすべての機能を使用してEDA(探索的データ分析)を行う過程で、HEARTCOUNTのサーバーはお客様のデータを一切受け取ることはありません。
この段階でのデータの安全性は、お客様のコンピューターの安全性と同じレベルで保たれると言えるでしょう。
データ難読化
ブラウザを閉じると同時に分析内容が消える仕組みは非常に安全ですが、必ずしも便利とは言えません。
「探索」機能を保存して継続的に使用したり、「分析」機能を活用して自動分析を行いたい場合は、キャンペーンを保存する必要があります。その際に活用できるのが「難読化」機能です。

HEARTCOUNTのデータ難読化機能は、個人情報や機密情報を含む元のデータを自動的に難読化し、意味を持たない非識別化データとしてクラウドにアップロードします。その後、クラウドに保存された難読化データを用いて、元のデータを分析した場合と同じ結果を導き出します。
ユーザーのPCには、難読化されたデータを元のデータに復元できる「復元テーブル」が自動生成され、保存されます。分析時には、ブラウザ上でこの復元テーブルを参照し、ユーザーに元の情報を表示する仕組みになっています。

この機能は、「線形変換アルゴリズム」と「復元テーブル自動生成技術」によって実現されています。
▶ 線形変換アルゴリズム
数値データを、元のデータの分布や相対的な差を維持しながら変換します。
▶ 復元テーブル自動生成
難読化されたデータを元のデータに置き換えるための復元テーブルを自動生成します。この復元テーブルは、ユーザーのPCに暗号化された状態で保存されます。
難読化機能の詳細について知りたい方は、難読化のマニュアルをご覧ください。
セキュリティの懸念がないAI分析機能「ダイアログ」
HEARTCOUNTの難読化機能を有効にしていても使用できるメニューの一つが、AI分析「ダイアログ」機能です。
HEARTCOUNTが独自に開発した分析AIを活用することで、解釈を導き出す際にLLM(大規模言語モデル)に依存せず、独自の自然言語分析モデル ALM(Analytical Language Model)を使用しています。そのため、難読化の原理がそのまま適用され、実際のデータをサーバーに送信することなく、セキュリティの懸念なしにAI分析機能を利用できます。
ChatGPTに代わる、新しいデータ分析の選択肢!
HEARTCOUNT AI Analytics「ダイアログ」 は、ユーザーに適切な分析質問を提案し、正確な可視化結果やテキスト要約を生成する、データ専門家でなくても使えるAIベースのデータ分析ツールです。
HEARTCOUNTがこの製品にどのような理念とこだわりを込めたのか、ぜひ一緒にご覧ください。

データを安全に保持しながらデータからのインサイトを得る
PCにインストールされた閉鎖的なツールを使用していると、データからインサイトを引き出すことに多くの制約が生じます。社内のセキュリティ規定や個人データの流出リスクを懸念し、限られたインサイトしか活用できていなかったとしたら、HEARTCOUNTを通じて新たなパターンを発見してみませんか?
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【本記事の内容は特許によって保護されています。】
Disclaimer: This is a Patent-Pending Article
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